こんにちは、はくすいです。

少々(?)時期がずれましたが6月に着た着物について。

6月と9月は単衣の着物を着る時季です。最近は気候の変化から体感で着分けることもありますが、昔からの習わしとしては6月と9月は裏地のない単衣の着物を着ます。

私はそれほど敏感な方ではありませんが、春まで袷の着物（裏地のある着物）を着ていたのが単衣の着物に袖を通すとさすがに軽いなぁと感じます。

その変化が感じられるので私は6月に単衣の着物を着るのが好きです。

季節も冬より夏が好きなので、これから夏になるというのが感じられることも単衣が好きな要因かもしれません。

6月の初旬に着物を着たのですがとにかく暑い日でした。

それなのに扇子も忘れてしまって、家から歩いて駅に着きひと息つくにも扇ぐものがなくて往生しました。

そして、この日のコーディネートは白山紬に紗の帯です。

着物は銀鼠色から白鼠色へのグラデーションのような色の白山紬です。

以前私の着付けの先生が銀鼠色の白山紬を着ているのを見た時にカッコイイなぁと思ってずっとその姿が頭に残っていました。

そしてある時偶然呉服屋さんのセールで似たようなのを見つけて飛びついてしまいました。

白山紬は光沢があってとても好きな生地です。この鼠色グラデーションの生地もスッキリとカッコイイ感じでとにかく一目惚れでした。

そして買おうと決めた時にはなぜか迷わず単衣に仕立てようと考えていました。紬は単衣でもパキッと着られると思ったからでしょうか。

6月の単衣には夏用の帯を合わせます。

ただ夏帯もそれほど本数があるわけではないので手持ちから見繕うのですが、この日は義母から譲り受けていた紫色の紗の帯があったのでポイントにするためにも濃い目の色の帯にしました。

私は着物を着ても非日常、特別感が出ないように心がけています。

礼装の時は別ですが普段のお出かけ、友達と出かける時などは特に「今日はチョットおしゃれなワンピースにしてみました」的な装いにしたいと思っています。

さて今回のコーディネートはそんな風に見えたでしょうか？